誰にも聞けない中小企業経営者の叫び

誰にも聞けない中小企業経営者の叫び│社長のお悩み相談所

雇用保険被保険者証の再発行、会社側が確認すべき内容とは

2017.10.11

労働者が再就職する際に欠かせない書類「雇用保険被保険者証」。用紙も小さく在職中は特に必要としないため、紛失した、受け取っていないなどの理由から、会社側へ再発行について問い合わせてくる場合も多々あります。その際は再発行の手続きや確認が必要となりますが、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。在職中に紛失した場合や再発行までにかかる時間なども合わせてご紹介します。

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雇用保険被保険者証の再発行依頼が会社側に多い理由と対策

雇用保険被保険者証は再就職する際に必要となる大切な書類です。退職時に渡すのが一般的が、手元にないと言って会社側に再発行について尋ねてくることもよくあります。雇用保険被保険者証の再発行依頼が会社側に多い理由と対策について説明します。

雇用保険被保険者証の存在意義、再発行を会社側へ願い出る社員

雇用保険被保険者証は、雇用保険への加入を証明する大切な書類です。会社側が保管して退職時に手渡されるのが一般的です。再就職する際に必要になる書類なので、紛失した、手元にないと社員が困った場合は、まず会社側へ連絡を入れるでしょう。

雇用保険被保険者証の再発行前に会社側が確認を

雇用保険被保険者証が社員の手元にない場合、退職時にもらったけど紛失したケース以外にも、そもそも退職時にもらっていないというケースも実は多くあります。

 

転職先が既に決まっていて離職票の発行を希望しなかった場合によくみられますので、その場合は連絡をもらった時点で会社側が郵送で送るように手配をします。

雇用保険被保険者証の再発行が多いため会社側が預かっている

雇用保険被保険者証は個人で使用する機会がほとんどなく、また失くす人が多いため、多くは会社側で保管しています。離職票と一緒に返却しますが、雇用保険被保険者証だけ退職日前に返却して欲しいとの申し出があれば、郵送するなどして渡すようにします。

雇用保険被保険者証が会社側にない場合の再発行手続き

会社で保管している場合が多い雇用保険被保険者証ですが、会社側ではなく本人の思い違いで紛失してしまっている場合もあります。その場合は、必要書類を持ってハローワークへ行って手続きをしてもらうよう伝えます。

雇用保険被保険者証の再発行を会社側へ確認しハローワークで手続き

ハローワークで雇用保険被保険者証の再発行をしてもらうのはとても簡単です。運転免許証など本人と確認できるもの、前職の会社の名前や住所がわかるものを用意し、総合受付で再発行手続きに来たことを話すだけです。

雇用保険被保険者証の再発行手続き、在職中の場合について

在籍中に雇用保険被保険者証を紛失し、再発行を願い出る従業員もいます。その場合はどのような手続きを行うといいのでしょうか。会社ではなく本人自ら手続きを行うことは可能なのでしょうか。在職中の手続きについてまとめました。

雇用保険被保険者証の再発行、在職中の場合

雇用保険被保険者証の再発行を依頼してきたのがまだ在職中の社員の場合は、会社が再発行の手続きを行います。雇用保険被保険者証は在職中あまり必要としないものなので、会社側が責任をもって大切に保管しておきましょう。

雇用保険被保険者証の再発行を在職中の会社で行わない場合

在職中の紛失であれば手続きは会社が行うものですが、会社ではなく本人が手続きすることも可能なのでその旨を伝えても問題ありません。

 

「雇用保険被保険者証再発行申請書」をハローワークに提出しますが、インターネット上でも申請書をダウンロードできますし、郵送してもらうこともできます。届け先は、労働者の住所を管轄しているハローワークになります。

雇用保険被保険者証の再発行は在職中でもすぐにできる

会社にとって必要なのは、雇用保険被保険者証の番号だけです。それは、従業員を雇用保険に加入させなければならないからです。再発行はすぐにできますし、番号不明として届出をし、前職がわかれば番号はすぐに確認できます。

雇用保険被保険者証を在職中に再発行して二重に受け取ることは・・・

雇用保険被保険者証の裏には「二重の交付を受けると不利な扱いになることもあるので注意すること」と記載されています。

 

雇用保険被保険者証は通常1人につき1つ発行されるものです。それが何らかの手違いで2つ以上番号をもってしまうと、2つのうち短い被保険者期間の方が優先され、失業給付の額が少なくなってしまいます。

雇用保険被保険者証の再発行、在職中は会社が手続きを

在職中の従業員から問い合わせがある場合は、まず会社が保管していないか確認を取りましょう。雇用保険被保険者証は雇用保険被保険者資格取得届を提出し手続きが完了することで毎月雇用保険料が天引きされます。それが加入手続きがしっかり行われている証拠となります。

雇用保険被保険者証が再発行されるまでの時間

雇用保険被保険者証の再発行手続きは簡単に行えるのは理解できても、実際再発行されるまでどのくらいの時間がかかるのかも気になるところです。再発行されるまでの時間、最短で受け取れるおすすめの時間帯、ネット上で再発行を行う場合の時間などご紹介します。

雇用保険被保険者証が再発行されるまでの時間

再就職で必要になる雇用保険被保険者証。再交付されるまでどのくらいの時間がかかるのか気になりますが、再交付申請書さえ提出してしまえば、その場ですぐに再発行を受け取れます。即日発行可能です。

雇用保険被保険者証の手続きから再発行までにかかる時間は○分

再発行の手続きに戸惑ってしまいますが、書類の書き方はハローワークの職員さんが教えてくれますし、再発行までにかかる時間は、大体15分程度、長くても20分程で受け取れます。ただ土日祝日はお休みとなっていますのでご注意ください。

雇用保険被保険者証の再発行へ行くおすすめの時間帯

再発行する際に必要な「雇用保険被保険者証再発行申請書」を提出するだけで、手続き後その場ですぐに再発行されます。

 

月初めや週初めの月曜日、認定日はハローワークが混んでいる時間帯となるため、それなりに待つ時間も長くなりますので、比較的空いている午前中の早い時間帯に行くといいでしょう。

雇用保険被保険者証の再発行はネット上だと時間とお金がかかる

再発行はネット上でも行えますが、申請データに対して「電子署名」を行う必要があるため、事前に「電子証明書」を認証局から購入しておかなければなりません。

 

またパソコンとブラウザソフトを確認する必要もあるため、ネット上での再発行は時間もお金もかかってしまうものなのです。

雇用保険被保険者証の再発行は代理でも可能、時間もかからない

基本的には本人が再発行手続きを行うものですが、事業所を管轄するハローワークで「雇用保険適用事業所台帳」があれば、事業所が代理となって申請することも可能です。被保険者番号も、ハローワークに履歴書を持参すれば調べてもらうこともできます。

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