誰にも聞けない中小企業経営者の叫び

誰にも聞けない中小企業経営者の叫び│社長のお悩み相談所

会計予算案の読み方や作り方、押さえておきたいポイント

2017.10.15

会計予算案は、基本的な知識がなければすぐに限界が訪れます。

読み方や作り方を覚えなくてもなんとかなる、難しい、面倒だといった理由で予算をしっかり立てないのではなく、事業の計画と合わせて作成していくことが大切です。

テンプレートの活用についてもご説明します。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

確定申告に印鑑は必要?押し忘れたときの対処方法について

確定申告の印鑑を押すときに気をつける事とは? 印鑑を押す場所や押し忘れたときの対処方法などを紹...

法人税の予定納税とは?還付や仕分け方法について

法人税を納付するにはふたつの方法があるようです。どちらにするかの判断基準とは? 法人税が還付さ...

確定申告で医療費控除の申告をする時に忘れてはいけないこと!

今や確定申告をしている人は2000万人以上いると言われていますが、その年の医療費が高額になって初めて...

確定申告の後に還付金が入金されるまでの期間について

確定申告後に還付金が入金されるまでの期間に差があるのにはこんな事が原因なのかもしれません。 い...

確定申告のときに売上計算しやすいのは?消費税込or消費税抜

個人事業主の場合、消費税は必ず納めなくてはいけないものなのでしょうか? 確定申告のときに売上の...

確定申告が必要な個人年金の基準について

確定申告不要制度によって、確定申告を行う年金受給者は減ったと言われています。 しかし、一定金額...

確定申告の事業専従者とパートの両立、扶養控除との考え方

確定申告の青色事業専従者をしている妻が、家計を支えるためにパートに出ているというケースは多いですが、...

確定申告の医療費控除に関するあらゆる疑問にお答えします!

確定申告で初めて医療費控除を申請しようとする場合、明細書の書き方がよくわからず、つまづいてしまう人も...

ボーナス調査!2年目のボーナス、夏・冬の平均額とは

社員が楽しみにしているボーナス。 夏と冬の2回支給が一般的ですが、入社1年目ではなく2年目から支給...

確定申告の時には固定資産税を忘れずに経費に計上しましょう

事業所を持っている場合、固定資産税を支払っている経営者の人もいることでしょう。 そこで疑問に思...

消費税の還付申告に必要な明細書の書き方の注意点を教えます!

消費税の還付申告を行う場合、「消費税の還付申告に関する明細書」の添付が義務化されました。 以前...

ボーナスカットによる退職者の流出と経営方針の行方

社員のボーナスカット。やむを得ない事情があるかと思いますが、ボーナスカットは社員の生活に重くのしかか...

確定申告を家賃収入で申告する場合の注意点を解説!

家賃収入などの不動産所得がある場合は確定申告が必要になりますが、初めての場合はよくわからないことが多...

確定申告を行うことで、株式損失分を減らすことが可能です

株取引をしていると、利益が出た年もあればマイナスの年もあるでしょう。複数の証券会社で取引しているので...

確定申告で貸借対照表が必要な場合とは?借入金の計上方法

確定申告で貸借対照表がいるのはいったいどんなときなのでしょうか? 借入金の勘定科目とは?貸借対...

スポンサーリンク

会計予算案の読み方のポイントや理解しておきたい点について

会計予算案には数字や勘定科目などが記載されていますが、その読み方に戸惑うこともあると思います。数字の読み方や予算案の読み方のポイント、読み方を理解する大切さなど、読み方の基本をもう一度しっかり学んでおきましょう。

会計報告の予算案、数字の読み方について

予算案にはたくさんの数字が並ぶため、最初はその数字の読み方に戸惑う方も多くいます。数字の読み方にはコツがあり、例えば「100,000,000」。百万の2桁上りで一億としても構いませんが、あと1桁で十億になると判断して十億から1桁下がりの1億と理解する方が覚えやすいかもしれません。また、[千円]などの単位でまとめて表示されている場合もあるのでご注意ください。

会計報告の予算案、読み方のポイント

報告書に▲という表示があります。その読み方ですが、まず予算額収入額(決算額)を読み上げて、金額の項目の数字の前にある▲と一緒に「マイナス○○円」と言います。「-」に比べて見やすいのでよく使われますが、黒色ではない△を使っても問題ありません。

会計報告の予算案、読み方の基本

予算の中身を読み込み理解すること、予算の問題点を把握することが大切です。企業会計には「減価償却」という考え方もありますので、それらを考慮した上で予算案を組み立てる必要もあります。議論する場合の予算の読み方は、まず前年度と比較し、事業の財源構成をチェックしていくという流れになります。

会計報告の予算案、読み方を十分に理解しておく

1年間の目標を大きく掲げてしまうのは注意したいところ。後になって売上が伸びなかった、経費が膨らんでしまったとなっては、次年度の予算計画は難しくなってしまいます。そういった事態を避けるためにも、まずは単純に年間を比例配分して作り、それからズレてしまった原因を振り返り、問題に応じて修正していくといいでしょう。

会計報告の予算案、読み方が分からないと・・・

会社を設立して1年くらいは経営状況も厳しくなるものです。注意したいのが家賃など一定の額が発生する「販売費及び一般管理費」。これが「売上総利益」よりも大きくなってしまうと、営業利益はマイナスになってしまいます。

会計予算案の作り方のコツ、押さえておきたいポイント

会計予算案はその作り方が最も重要です。どのくらい先までの予算を把握するべきなのか、どんな目標を立てて予算を作るのか、それを理解しておく必要があります。会計予算案の作り方のコツ、押さえておきたいポイントを解説します。

会計予算案の作り方について

予算計画に必要なのは情報です。情報収集に十分な時間を使えるよう、期末前の2ヶ月間には準備しておきたいものです。そのためにも、利益となる仕事が後回しになってしまわないよう、1年先までの予算を把握し、計画を整えていくよう体制を整えておくことが重要となります。

会計予算案の作り方のコツ

帳簿上の「勘定科目」は、何に使ったのかを明確にするために必要なものです。家計簿と同様に、「消耗品」や「原価償却費」「仕入」などの用途を記入しなければなりません。業務によって勘定科目も違ってきますので、自分にあった勘定科目を記帳していくといいでしょう。お金の流れを把握することが大切です。

会計予算案の作り方のポイント

予算の考え方ですが、3~5年後まで考えた中長期予算に加え、年次予算や月次予算を作っておくといいでしょう。月次の予算を設けると、毎月の実績を比較もしやすいので、年度予算の把握もしやすくなるメリットがあります。

会計予算案は作り方が重要

会社が達成したい目標を数値化したものが予算です。ただ作るだけでなく、予算管理の目的や分類、その仕組みを理解し、目標を達成するためには何を押さえておくべきなのかを数値から読み取り、予算管理の限界を知ることも必要になります。

会計予算案、作り方に困った時は・・・

売上目標を2000万円など「キリの良い数字」だけ並べるのはよくありません。目標の数字だけで予算を作るのではなく、平均客単価や営業日数から考慮するなど、積み上げ式の予算を組むようにしましょう。どうしても作り方に困った時は、税理士や社会保険労務士などの専門家に相談するといいでしょう。

会計予算案の作成はテンプレートを使って作業効率アップ

会計予算案をどう作るべきか悩んでしまいますが、その場合はテンプレートを使うと大変便利です。インターネット上には、無料でダウンロードできる様々なタイプのテンプレートがありますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

会計予算案はテンプレートを使うべきなのか

会計の仕事が一番面倒に思いますが、確かに昔は領収書を科目別に貼り付けるなど、時間と労力がかかったものです。その面倒な作業も、会計ソフトのテンプレートを使えば数字を入力するだけなので、時間も短縮できプリントアウトも楽に行えます。利用するメリットは大きいでしょう。

会計予算案のテンプレートはシンプルで実用的なものだと使いやすい

エクセルで作成した予算案の無料テンプレートはたくさんあります。中には会計上の損益計算書を元に、より簡単に書式化したものもあります。様式や書式に決まりはないので、事業に合わせてカスタマイズしより使いやすいものに変えていくのもおすすめです。

テンプレートを使って会計予算案を作るメリット

必要経費として計上できるものはたくさんありますし、事業によっても異なります。エクセルやワードを利用した必要経費一覧表を使うことで、計上漏れを防ぐこともできます。備考欄が多いものや合計欄があるタイプなど、様々なタイプのテンプレートあります。

予算案は会計ソフトのテンプレートを使うことで効率アップ

会計ソフトのテンプレートを使うことで作成スピードが早くなるだけでなく、より正確に記録することができるため、残高チェックも楽になります。また経営状態も把握しやすくなるため、事業計画も立てやすくなります。

予算案を会計ソフトのテンプレートで作成する場合は使いやすいものを

インターネット上には、無料でダウンロードできるテンプレートがたくさんありますが、担当者が使いやすいものを選ぶことが大切です。経営者自身が経理を行うなら問題ありませんが、そうでない場合は必ず経理担当者に無料トライアルなどを使って一度操作してもらい、それから選ぶようにします。

 - カネの悩み