部下にパワハラを訴えられた場合の対策とそうなる前の注意点
2017.9.24
部下への指導の度が過ぎてしまうと、パワハラを訴えられる可能性があります。
もし訴えられた場合、訴えられた側はどのように対応するべきなのでしょうか?
また、パワハラは訴えられたら負けなのでしょうか?
訴えを覆すためにも、経営者は日頃から叱り方には細心の注意や部下との信頼関係を築くことは大切です。
そこで、部下にパワハラを訴えられた場合の対策とそうなる前の注意点などについてご紹介致します。
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この記事の目次
パワハラは、訴えられたら負けなのでしょうか?
パワハラは訴えられたら負けと思いがちですが、その事実が認められない場合は、会社として毅然とした対応を取りましょう。
パワハラを訴えがちな社員の特徴やパワハラにならないための注意点についてご紹介致します。
パワハラで訴えられたら負けにならないためには
パワハラだと訴えられないためにも、部下への言い回しには工夫をして指導することが大切です。
また、正当な指導であることが伝わるように、人格を攻撃するような言動はやめましょう。
訴えられたら負けになるのか?パワハラを訴えがちな社員とは
人間関係の調整が苦手な人は、些細なことでもパワハラを訴えがちです。
人間関係は苦手ではないが、仲のいい友人とばかり一緒に居て、価値観の違う相手と関係を作るのが苦手なのである。
それにより、自分に問題があるのではなく、職場の環境のせいにしてしまいがちです。
パワハラは訴えられたら負けなのか?会社は毅然とした対応を
上司の言動が適正な指導であったと判断された場合は、会社は毅然とした対応をするべきです。
はやく解決できると金銭の請求に対して、すぐに応じてしまうようなことはやめましょう。
会社としてパワハラに対する事実が無い場合は、毅然とした対応で問題ありません。
パワハラとはなにか?訴えられた場合の対応とは
上司や先輩の従業員が部下や後輩の従業員に対して注意や指導を行うのは当然のことです。
しかし、その度が過ぎてしまうとパワハラと判断されることもあります。
もし、訴えられた場合はどのような対応をするべきなのでしょうか?
部下にパワハラと訴えられた場合、まずは謝罪を
教えて、注意をして、最後には怒るという方法が一般常識ではありますが、上司という立場で部下を責めてしまったのであれば、部下にパワハラと思われてしまうでしょう。
もし、部下にパワハラと訴えられてしまったのであれば、まずは「人間として」の謝罪が必要でしょう。
そもそもパワハラとは?訴えられた場合
パワハラとは、上司が仕事上の権限や立場を利用して部下に対して身体的、精神的な苦痛を与えることです。
パワハラが会社として発覚すると、それを受けた本人だけではなく、職場の雰囲気が悪くなったり、他の従業員や会社全体に影響を与えることもあります。
パワハラで訴えられた場合の会社の対応
社内でパワハラの相談や申告があった場合には、会社はまず上司と部下の双方に見解の違いがあるかどうかを実態調査を行うことによって事実関係を把握する必要があります。
上司や部下だけではなく、他の従業員にもヒアリングしたり、メールのやり取りなどを調査し、具体的にわかりやすく記録することが大切です。
パワハラを訴えられた側ができることとは
部下からパワハラを訴えられた側にも言い分はあるでしょう。
しかし、それでもパワハラと言われてしまった場合、個人的に済ませようとすることは避けた方が良いでしょう。
パワハラを訴えられた側ができることについて考えてみましょう。
パワハラを訴えられた側はどうするべきでしょう
もし、部下からパワハラと言われた場合、まずは会社に報告しましょう。
会社に報告することによって、あなた自身の言い分を会社に早く伝えることができます。自ら部下とのトラブルを会社に伝えることによって、会社から信頼を得られる可能性もありますし、その解決のために会社の協力を得ることができるでしょう。
パワハラで訴えられた側が改めるべきこと
結果には必ず原因があります。
パワハラで訴えられた側は、相手がどれだけ傷ついたのかわかりません。
訴えた側は、間違いに気づき、きちんと謝罪をして欲しいのです。
自分のしたことによって人を傷つけ、会社にも迷惑をかけたのは事実なのですから、それに対して反省しお詫びをしなければなりません。
パワハラで訴えられた側への弁護士の対応
まずは、その行為がパワハラの行為にあたるのか、どのような対応や処分にするべきかを専門的な観点でアドバイスします。
もし、それによる会社の対応に不満が生じて争いが起きた場合は、弁護士が会社に代わり示談交渉にあたります。
それでも納得が得られず、訴訟を提起された場合は、会社の対応が適切であったことを代弁護士が代弁して戦います。
パワハラで訴えられたときの対策について
パワハラを訴えられる前に、その相手の気持ちの変化に気づき、早めに対応することは大切です。
例え訴えられたとしても、その後の対応によって会社の業績までもが影響する可能性もあります。
パワハラで訴えられたときの対策についてご紹介致します。
パワハラを訴えられたときの対策とは
仕事においても人間関係においても、問題の発生を防ぐことも大切ですが、問題が起きた時の対処も重要です。
パワハラは、早めに相手の感情に気づき、信頼関係を取り戻すことが一番です。
それをきっかけに相手の気持ちを理解したい、前向きに対処したいと臨むことでその名誉も取り戻せる可能性があります。
パワハラで訴えられた後の今後の対策
どんなに就業規則を見直したとしてもなかなか問題は防げません。
今後またこのようなことが起きないようにするためには、良い組織を作ることです。
小さなことでも当たり前を繰り返し、継続することで企業の雰囲気が良くなると、問題がなくなるだけではなく、会社の業績も良くなるでしょう。
どんなパワハラで訴えられたのか?その対策とは
例えば、指示した作業をなかなか行わないことに注意した、お客様の対応について注意した、など人格を否定したような発言がなくても、このような当たり前のような指導に対してもパワハラを主張されることもあります。
この場合、事実関係に食い違いが生じ、議論に平行線を辿ることもあるため、退職の代わりに一定の金銭を支払うことで話がまとまったというケースもあるそうです。
パワハラを訴えられた場合に覆す方法とは
部下にパワハラを訴えられたとしても、その指導が正しいものと認められれば、訴えを覆すことができます。
また、日頃から部下に注意するときには細心の注意を払うことも大切です。
最近では、部下が上司に対して行う「逆パワハラ」もあるので気を付けましょう。
訴えられたパワハラを覆すには
例え厳しい指導でも、その必要性があればパワハラではなく、指導と認められます。
叱る内容や人格を否定するような言い方に気を付けるなど正しい叱り方を身に付け、日頃から部下や社員とコミュニケーションを取ることが経営者として大切なことです。
「訴えられた」となる前に、お酒の席でのパワハラを覆す
お酒の席に限らず、部下に注意や説教をするときは「厳しいことを言うようだけれど」などと枕詞を付け加えるだけで、説教のトーンも抑えられ、部下からの誤解も避けられるでしょう。
また、飲み会の席でうっかり暴言をしてしまったときは、次の日簡単に済ませるのではなく、暴言は本意ではないということを伝えるようにしましょう。
「訴えられた」を覆す、逆パワハラとは
逆パワハラとは、仕事の立場の上下関係とは別で、他の力関係により起こります。
管理者よりも現場のベテラン社員の方が最新知識や業務を熟知している場合に起きることがあり、管理者に対して嫌がらせを行う人もいます。
あまり権限を持たないような気の弱い管理者は、特にターゲットになりやすいので気を付けましょう。
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