誰にも聞けない中小企業経営者の叫び

誰にも聞けない中小企業経営者の叫び│社長のお悩み相談所

確定申告で通帳のコピーは必要?青色申告するなら持参しましょう

2017.9.16

確定申告をするときには銀行の通帳は持っていくべきなのでしょうか?

青色申告するなら、通帳とコピーしたものが必要?

通帳を見られるのが嫌なら、プライベート用と事業用のものを作るといいようです。

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確定申告では通帳が必要?持っていかなくても大丈夫?

確定申告で青色申告をするなら通帳とコピーは持っていったほうがいいようです。

 

プライベート用と事業用のものを分ける必要があるのはどうして?

確定申告の決算集計や書類を作るためにも通帳はとっても重要!通帳の他に大切なものとは?

確定申告で青色申告をする場合、通帳はどこまで記帳する必要があるのでしょう?

青色申告をする場合は貸借対照表を作成しなければいけません。この貸借対照表の記帳内容は複雑であり量も多くなってしまいます。

 

しかし、事業用の通帳を1つ決めてそこで取引を行えばその通帳だけ記帳すればOKです。

 

事業用とプライベート用が混ざっている場合は、どうすればいいのでしょうか?プライベート用の通帳からの支出は相手勘定を事業主借とします。その項目だけを記帳すればいいでしょう。

確定申告をするなら事業用の通帳が必要?

事業の確定申告をするのであれば、収入や経費のみを申告しなければいけません。もし、プライベートの通帳を仕事用としても使っている場合は確定申告のときには個人で使ったものか、仕事で使ったものか収入や経費を分ける必要があります。

 

プライベートの通帳と事業用の通帳を分けることによって、その手間を省くことができるので確定申告がしやすく間違えにくいと言えるでしょう。

 

事業用の通帳は保管義務があり、税務調査があったときなどは見せなければいけません。プライベートの通帳を仕事と兼用している場合も見せる必要があります。どちらにしても見せなくてはいけないのであれば事業用の通帳を作っておくといいかもしれませんね。

確定申告後に通帳を見せる必要があるときとは?

通帳から直接引き落としがされる場合、領収書がないケースもありますよね。経費を証明するには領収書の保管が必要と言われていますがこういった場合はどうなるのでしょうか?

 

このようなときは銀行引き落としの事実が分かる通帳が証明物となります。通帳と一緒に当該経費の請求書も保管しておくことが大切です。

 

税務調査が入るときには、通帳を見せることで領収書の代わりとなりますがなくてもいいというわけではないので取引履歴や振り込み、引き落としの明細を印刷してとっておくといいでしょう。

確定申告書が正しければ通帳を見せる必要はありません

確定申告は自分で税金を計算して納めるものとなり、税務署は納税者が正しく計算しているものとして、申告書に書かれた内容のみチェックをするのが基本となります。

 

申告書が正しければ、通帳を見せる必要はないのです。

申告書の内容に誤りがあったり、書き方が正しくとも売上げをごまかしている疑いがあれば税務調査が入ります。

 

税務調査では、通帳はもちろんのこと現金出納帳や売掛帳、買掛帳などの諸帳簿、請求書や領収証などの原始記録を見せなくてはいけません。

確定申告の決算集計に通帳は必要です!

確定申告をするときには、決算集計が必要となります。このときに必要な書類とはどんなものなのでしょうか?

 

売り上げを確認するために必要なものは、請求書控、納品書控、領収書控、レシート控、売上日報、契約書、注文書、受取手形の記録など、クレジットカード入金明細などになります。

 

仕入・外注費・経費の確認には、請求書、納品書、領収書、棚卸表、振込書控、支払手形控、小切手帳控、クレジットカード利用明細、支払明細、売買契約書、賃貸契約書などになります。

 

これらの他に、現金出納帳、普通預金通帳、当座照合表が必要です。

業種によっては該当しないものもあります。

確定申告のときに通帳のコピーが必要な場合とは?

確定申告のときに通帳のコピーは必要ない?

どんなときに、通帳のコピーが必要なのでしょうか?

確定申告の前や後のためにも通帳のコピーやデータは保存しておきましょう。また、確定申告のときには通帳のここを確認しよう!

確定申告をするときに通帳のコピーは必要でしょうか?

事業の確定申告をする場合、通帳のコピーなど提出する必要はありません。

確定申告書と収支内訳書の 2つの書類を用意しましょう。

 

通帳のコピーを提出する必要はありませんが、確定申告後に税務調査がある場合は申告書関係の帳票類や帳簿類を見せる必要があります。

 

提出する必要がないから、なくてもいいわけではないのでしっかり保管しておきましょう。

提出添付書類として通帳のコピーを提出する場合は念の為、通帳も持参しましょう。

 

税務署によって、申告者に通帳の原本を持参し署員が通帳が本物かどうか確認してから署員がコピーを取る場合があるそうです。

会計ソフトを使って確定申告をするときは通帳をコピーしておきましょう

会計ソフトを使って確定申告をしようとしているのであれば、データを入力する前に準備をしておくことでスムーズに進めることができます。

 

レシート、領収書、請求書、コピーなどを種類別、年度別に分けておきましょう。

国民健康保険、税金、国民年金などを引き落としで払っている場合はその通帳に記帳されている部分が領収書代わりとなるのでコピーし、個人的な出費と一緒の場合はわかりやすいようにマーカーなどでチェックしておきましょう。

 

自宅で事業をしている場合、水道代、電気代などは生活で使ったものか事業で使ったものかを分ける必要があります。

通帳から引き落としであれば、その通帳もコピーし事業で使った分を計算すれば経費に入れることができます。

確定申告を税理士にしてもらう場合は通帳のコピーを渡しましょう

個人事業主が記帳から申告まで依頼するときには、預金通帳のコピーを渡す必要があります。

原本を提出する必要はありませんが、金融機関・支店名・口座種別・口座名義のわかるものをコピーしておきましょう。

 

また、申告をする年の入出金を把握するために通帳の内容が必要となります。

ネット銀行であれば、印刷したものやダウンロードしたデータを提出しましょう。

確定申告の前には通帳と現預金の期末残高をチェック!

確定申告をする前には、入力されている内容に誤りがないかを確認しましょう。決算の処理は入力済みのデータの集計結果に基づき行われているので数字が間違っていないかのチェックが重要です。

 

入力ミスをチェックするためにも現預金の期末残高を見て、預金の各口座の残高が通帳と合っているかや現金出納帳の最終残高が適切な数字になっているかをチェックしましょう。

 

銀行の業務時間などの関係で帳簿と銀行通帳の記載の日付が多少ずれている場合は、理由をメモ書きしておいてください。理由があり、小額で数日内に一致するものであれば問題はありませんが金額の大きいものは、申告前の税務相談で処理を確認しておくといいでしょう。

確定申告のときに通帳の???を減らすには?

通帳で一番大切なことは、預金の残高と記帳とを必ず合わせることになります。何の用途かわからない入金や出金があると、確定申告のときに困ってしまいます。

 

事業用の口座とプライベート用の口座はなるべく分けるといくら売り上げが出たのかが簡単に把握でき経理も楽になります。

 

プライベート用の口座を事業用にも使っているのであれば、プライベートでの入出金は「事業主貸」「事業主借」で計上しましょう。

確定申告で通帳は見られる?通帳のチェックをされるのはどんな時?

確定申告で通帳は見られることはあるの?

どんなときに通帳のチェックがされるのでしょうか?

通帳を見られるときにはもうすべてが把握されている可能性があるかもしれません・・・。

確定申告の時に通帳を見られるのが嫌な場合は?

口座引落で領収証がなくとも問題はありませんが、内容が証明できるようにしなければいけません。

通帳を見せることや通帳のコピーをしたくない場合は、引き落としではなく現金払いにする方法をとりましょう。

 

青色申告の場合は、口座も記帳の対象となりますので隠すことはできません。プライベートな入出金などを見せたくない場合は事業用の口座を作るといいでしょう。

確定申告で誤りがあれば通帳を見られるどころではないのでしょうか!?

税務署は、国税庁という大組織の中の1支店と考えるといいでしょう。確定申告書などで修正がある場合や未申告のときには、税務調査が入りますがこのときにはすでにほとんどの情報は税務署の手の中にあります。

 

会社や個人事業者であれば、取引先も税務調査を受ける可能性があります。取引内容を資料化され納税者ごとに集められます。

 

法人の預金通帳だけでなく、代表者個人やその親族、スタッフの預金まで見られることもあります。

ただの申告書のミスであればここまで調べられることはまずないでしょう。

確定申告に関係なく通帳は見られるものでしょうか?

実は、確定申告のミスや無申告などに関係なく税務調査は通常3年~7年に一度、定期的に行われています。

法人の税務調査では、社長や役員の個人の資産を調べられることはよくあり事前に個人の通帳内容を銀行に教えてもらってもいるのです。

 

税務署は質問検査権という非常に強力な権力を持っています。預金者の承諾がなくとも、税務署は銀行から通帳の内容を知ることができるのです。

 

税務署の職員は守秘義務があるので、業務上で知りえた情報を外に漏らしたり、自分のために使ったりはしません。・・・当たり前ですね。

 

調査官から個人の通帳を見せてくださいと言われたときは、すでに相手は通帳の中身を知っているので堂々と見せてあげましょう。

確定申告のために通帳は作るべき? 紛失した場合は?

プライベートの通帳と事業用の通帳を分けることで入出金をはっきりさせ間違いも防ぐことができるかもしれませんが、ネット銀行の場合はどうなのでしょうか?

 

通帳そのものが存在しない場合は、ウェブ上の明細のスクリーンショットが重要となります。

またそのウェブ上の明細は紙に印刷しておくと安心ですね。

 

もし銀行の通帳を失くしてしまったときは、再発行するときに確定申告をすることを伝え過去の明細を出してもらうようにしましょう。

確定申告の手間がまったく違う!?通帳を分ける事と仕分けは小まめに!

確定申告を想定し、日頃から記録などをしておけば税金的に損をするのを防げるかもしれません。

申告のときに大変なのは1つ1つの明細について事業用か個人用かを分けることです。銀行口座を分けることで、事業に関係のあるものだけがわかるので安心ですね。

 

カードや銀行引き落とし、領収書やレシートで記録が残らないものは「出金伝票」に書いておきましょう。金額、相手、摘要、日付など必要な欄があるので記録しやすいです。

 

一年間の仕分けを一度にするのは、時間と労力がかかります。小まめに仕分けをすることで確定申告時期に慌てずにすむでしょう。

 - カネの悩み