新入社員に困惑、ゆとり世代の仰天エピソードから見る対策
2017.9.28
新入社員に対し「これだからゆとりは・・・」と感じる場面ありますよね。
イラッとする気持ちもわかりますが、ゆとり世代の特徴やエピソードを知ることで、どんな対策を取るべきなのかが見えてくると思います。
5年後にはおもしろい逸材に成長する可能性もあります。諦めずに粘り強く指導していきましょう。
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新入社員はゆとり世代、その特徴・対策とは
新入社員を見ているとあらゆる場面でゆとり世代だと感じてしまいますが、そもそもゆとりと言われる世代にはどんな特徴があるのでしょうか。またゆとり世代への対策とは。ゆとり世代の年代についてもご紹介します。
新入社員はゆとり世代?その特徴とは
ゆとり世代の最大の特徴とでもいうのが、「仕事よりプライベート優先」という点です。大きな仕事をやり遂げる達成感、1つのチームで仕事をやり遂げることよりも、自分の好きな時に好きな事をする、仕事よりもプライベートの方が大事なのです。
新入社員をゆとりだと感じる瞬間
ゆとり世代の多くは、とにかく「楽をするため」に必死です。指示された仕事をどう楽に早く終わらせるかが重要で、それは決して効率化を追求するのではなく、単に早く終わらせようとしているにすぎません。
仕事への意欲も薄く、何かをチャレンジしたり指示された以上の仕事を行う気もありません。指示待ちが当たり前であり、マニュアル度通りにしか動きません。
新入社員に多いゆとり世代、自己主張だけは一人前
ゆとり世代と接してみると気付くのが、強い自己主張です。
自己主張が決して悪いわけではなく、それが仕事面に生かされれば問題ないのですが、ゆとり世代の多くは自分を守るだけの自己主張だけは一人前で、仕事上においてはマイナス面に働いてしまうケースが多く見られます。
新入社員のゆとり世代への対策
・リアクションに対して関心を示さない
ワガママで自分の都合のいいように解釈ばかりするゆとり世代もいます。そのような社員には、関心を示さず恐い印象を植え付けることで、この人には気を付けなければと気付かせることができます。
・注意する時は第三者の存在をチラつかせる
「お前が悪い」のではなく「周りが困るかもしれないから○○はよくない」などのように注意しましょう。ゆとり世代は周りと自分の存在価値に敏感なので効果的です。
新入社員をいつからゆとり世代と呼ぶようになったのか
ゆとり世代は、80年代後半から00年代前半を指し、1987~1988年生まれが「ゆとり第一世代」と呼ばれています。
ゆとり世代は平成生まれだけに思われますが、昭和から平成に変わるタイミングでゆとり教育が導入されたことから、昭和生まれのゆとり世代も存在します。
新入社員のゆとりエピソード、その驚きの行動とは
新入社員の頃は、緊張しつつもなんとか仕事を覚えて一人前になろうという姿勢でいるものですが、ゆとり世代は違います。その驚きの行動とは?ゆとり世代の考えられないエピソード、イラッとしてしまうエピソードをご紹介します。
新入社員のゆとりエピソード、その1
職場にかかってきた電話は、新入社員が率先して取るよう指導されたにもかかわらず、新入社員A君は無視。デスクに座ったままパソコン画面に夢中です。手が空いていたら、忙しくしている先輩の手伝いをするものですが、それさえもしません。
指示待ち人間のA君には、現場で1つ1つ丁寧に教えなければなりませんでした。
新入社員のゆとりエピソード、その2
上司と話をするときは「はい」ではなく「うんうん」「へー」は当たり前、指導する際もメモすら取りません。御社と弊社の言葉の間違いくらいは可愛いもんです。
それに、渡されたメモがあまりにも汚く注意したら「これが俺なんで」との返事。一般常識が通用せず、どこから教育をし直すべきか頭を悩ませています。
新入社員のゆとりエピソード、その3
入社式での社長の挨拶。普通は気を引き締め緊張感をもって話を聞くものですが、みると最前列にも関わらず寝ているゆとり世代が・・・。入社後の立食パーティーでも食べることに夢中で周りと交流する気ゼロ。私たち世代からしたら考えられません。
新入社員のゆとり世代は奇行エピソードが多い
会議後の片づけ作業をしているにも関わらず、ただ立って見ているだけの新入社員。注意すると「だって指示されていないからやる必要ないのかと・・・」との返事。
その後の飲み会の出欠確認をした時には「当然残業代出ますよね?」もう何も言えません。
新入社員のゆとりエピソードに驚いてはいけない
ゆとり世代に見られる驚きのエピソード。でもその行動に対してガンガン怒ってばかりいられないのも現実です。
それは、ゆとり世代は怒られることに慣れていないからです。ちょっと厳しく指導しただけでも「モラハラだ!」と騒ぎ立てます。
仕事上のトラブルで取引先に怒られるともう大変。その日はふさぎ込んでしまい仕事にならないこともよくあること。とにかくメンタルが弱く、その上自己主張だけは強いので、裏で何を言っているのかわかりません。
新入社員はゆとりだと諦めずに教育することでおもしろい逸材にも
新入社員はゆとりだから・・・と諦めていませんか?思わずビックリしてしまう行動もありますが、上手に付き合えばおもしろい逸材になる可能性を秘めています。飴はほどほどに、時には厳しく接し教育していきましょう。
イマドキ新入社員、ゆとりならではのおもしろ行動とは
・夏によくお中元が届くのですが、その中に入っているドライアイスに水を入れて足元に。理由を聞くと「クーラーの代用です」とのこと。その子の周りは白い煙で覆われていました。
・オフィス内が少し肌寒い日、ブランケットを膝ではなく頭にかぶって仕事をしていた新入社員Aさん。
どれも「え?」と一瞬びっくりしてしまう行動ですよね。
ゆとりはおもしろいと言ってられない!新入社員への教育
ゆとりエピソードの中には思わず笑ってしまうような話もありますが、おもしろいと言ってられないのも現実。中には学生気分が抜けず、態度が悪い新入社員もいるでしょう。
その場合は、毅然とした態度で指導するのが一番ですが、叱る時は必ず別室に呼び出すようにしましょう。大勢の前で叱るとパワハラだと言われてしまう可能性があります。また、指導は入社後3ヶ月間がポイント。それを過ぎても直らなければ、残念ながら見込みありません。
新入社員のゆとり世代も上手に付き合えばおもしろい存在に
ゆとり世代に指導する際は、指導する側の心構えも重要なポイントとなります。
指導した全てのことをやると思わないでください。過信は禁物です。
指導する際の表現も曖昧ではいけません。「誰が、いつ、何を、どの量を用いるべきなのか」など4W2Hを使いながら、具体的に指示を出しましょう。そして、その指示が終わるまで言い続けることが大切です。
上手く付き合っていくことで、ゆとり世代の行動も少しずつ変わってくるでしょう。
新入社員のゆとり世代はじっくり育てるとおもしろい
ゆとり世代の教育で大事なのは、焦らないことです。
ゆとり世代は育たないわけではありません。育つのにちょっとばかり遅いだけなのです。ゆとり世代を見ると「私たちの頃は・・・」とつい比較してしまいますが、それはもうやめましょう。5年後の成長を見据えて指導するいことが大切です。
指示さえすれば真面目に取り組む世代でもあるので、上手に育てていけば立派に成長することでしょう。
新入社員のゆとり世代はおもしろいのではなく考え方が違うだけ
新入社員の教育は大変です。イライラすることも必ずありますが、人は誰しも良い面悪い面を持ち合わせています。考えられない行動も、もしかしたら悪気がない故の行動かもしれません。考え方がちょっと違うだけなのです。
劣っている部分を補い、時には厳しく優しく接することで、ゆとり世代もきっと変わってくることでしょう。
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